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心裡留保
しんりりゅうほ |
心裡留保とは、売る気がないのに売ると言ったり、買う気がないのに
買うと言うなど、本心ではないことを自分で知っていながら意思表示を
することをいう。
また、この場合の意思表示が有効となるか無効となるかは、相手の
事情によって変わる場合がある。
【例】
Cが冗談で「マンションを売る」といって、Dが「それを買う」
と返事した場合
@DがCの冗談だと言うことを知らなかったことに落ち度がない場合
⇒(善意かつ無過失という)⇒Cの意思表示は有効
ADがCの冗談だと言うことを知っていた場合(悪意)または
知らなかったことに落ち度がある場合
⇒(善意かつ有過失という)⇒Cの意思表示は無効
ただし、心裡留保の意思表示が無効である場合でも、売主は善意の
第三者には無効を主張できないことになる。
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